イケメン補正のやり方

Corel Paint Shop Pro

10万もするようなフォトショは無理だけど、1万円くらいまでなら出せるかな…と思っている方にはPaint Shop Pro(ペイントショッププロ)がおすすめです。こちらはコーレル社が販売するMicrosoft Windows用グラフィックソフトウェアである。パッケージ版・ダウンロード版の2タイプがあり、どちらも1万円前後のお値段です。

フォトショを極めたい貴方へ

特徴

Paint Shop Proは、レイヤー機能やフィルタなどをはじめとして、コンピュータグラフィックスに要求される様々な機能を搭載した多機能なWindows用グラフィックソフトであり、尚かつ1万円台という低価格で提供されている。

安価に入手でき、ラスター画像・ベクトル画像の両形式のサポートするなど多機能である一方、操作性はシンプルかつカスタマイズ性に富み、使用者のスキルによって高度な使い方ができるため、ドット絵から本格的なイラストレーションの作成、フォトレタッチまで行えるという事で人気を博している。

近年のバージョンでは、対応ファイル形式が50種以上対応、履歴パレット(1000件まで表示可能な作業工程一覧、スクリプトの作成・適用も可能)、HDR(ハイダイナミックレンジ)合成機能やそれまでほとんど対応されていなかった印刷向け機能など、より高価格帯のプロフェッショナル向けソフトに匹敵するような機能を搭載するなど高/多機能化されている。

なおソフト名を「Paint Shop」と記される事例もあるが、Proまで含めた「Paint Shop Pro」が正式名である。

ちょっとした加工で凄い事になった件

歴史

発売日 バージョン 主な追加機能
1 NIFTY-Serve(現@nifty)やPC-VAN(現BIGLOBE)等のパソコン通信のシェアウェア・ライブラリから入手できたが、当時は国内でのサポートが無いことや、海外に送金する必要があった。
2 当時メッツが発売していたベクター系の低価格グラフィックツールG.CREWなどの同梱ソフトとして英語版を入手可能だった。この頃はフォトレ タッチやトリミング作業に機能が絞られていた。また、当時としては対応ファイル形式が多く、ファイル形式の一括変換機能を持っていたソフトということで、 本格的な画像作成やフォトレタッチなどは他社ソフト、簡単なトリミング作業やビューワーに Paint Shop Pro という使い分けをするユーザーもいた。
95 3 待望のペイント機能を追加、日本語版も単独パッケージとしてメッツより発売された。
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99/04/23 5 レイヤー機能の追加が行われた。
99/11/26 6 ベクターグラフィックスへの対応が行われた。これらのバージョンアップにより軽快さは少々損なわれたものの、より総合的な画像作成・レタッチツールへと進化。
01/12/1 7 フォトレタッチ機能の強化が行われ、写真の編集時に便利な自動補正ツールなどを多く搭載した。Ver.6で搭載されたベクターグラフィック機能に対しドローイングツールの強化が行われ、ベクターグラフィックへのグラデーションやテクスチャの適用などができるようになった。また、P&AからPaint Shop Pro 7J 10周年記念パック デラックス版というPaint Shop Proに加えて、様々な素材や、フィルタソフト、HowTo本、画像管理ソフト等をまとめたパッケージが限定5000本で発売された。(定価は本体が14,800円に対し記念パックは15,800円だった)
03/6/27 8 より高度な機能を搭載する為に大幅にコードが書き換えられ、操作性などが大幅に変化したり、動作が重くなってしまった。特に魅力の一つであった起 動時のスピードは完全に失われた。レイヤー構造なども保存できる標準の保存形式が*.pspから*.pspimageに変更された。
04/10/29 9 機能の追加と共にコードが洗練され、8より動作時の重さを感じなくなった。RAWデータへの対応、履歴パレットの実装、縦書きの文字の対応が図られた。
05/10/14 10 Corelによる買収後初のver。ラーニングセンターブラウザメイクオーバーツールスマート修正など、大きな機能追加が行われた。また、Photo Album 6 standardがバンドルされたが、Animation Shopが省かれた。その後Animation Shopは同梱されていない。
06/10/13 11 Windows Vistaへの対応と新機能、変更点などにより、X(10)よりも動作が重いと証言するユーザーが多い。また、名前に"PHOTO"が加わり、「Corel Paint Shop Pro PHOTO 」となった(X1~X3のみ)。変更点はトーンカーブ・レベルの機能向上 オーガナイザーの搭載(ブラウザ機能の後継。エンジンはSnapfire)カラーチェンジャーなどがあげられる。発売当初、オーガナイザーが行うサムネイルの自動生成によりCPUの使用率が常に100%となり、肝心のグラフィック機能が使用に耐えないほど処理が重くなるケースが発生していた。この問題は11.2アップデートで改善された。
07/10/12 12 エクスプレスラボの搭載。(フォルダ内写真のシームレスな加工作業の実現)。(HDR(ハイダイナミックレンジ))合成※1、グラファイトワークスペーステーマ※2、レイヤースタイルトリミングの操作性向上RAW対応の強化オーガナイザの強化などが施されている。
08/10/17 12 Ultimate 12の上位版として、12と平行して販売されていた。RAWカメラ対応数の大幅強化(76種類→265種類)や、BackgroundRemover(Photoshop用プラグインとしても発売されている画像切り抜きプラグイン)、PHOTORECOVERY LE(ファイル復元ソフト)、2GBのUSBメモリ、画像・動画管理ソフトMediaOne Plusが付属されている。
10/04/16 X3 PhotoImpactに搭載されていたオブジェクト抽出等が移植された。Photoshop CS4の新機能に似たスマートカーバーを搭載。「選択したオブジェクトを維持したまま縦横比率を変える」「不要なオブジェクトを消去する」などがより簡単になっている。カメラRawラボにて展開、保存を行うと同拡張子にて保存が可能。オーガナイザーがモードとして確立し、一括処理の操作性が向上した。
10/11/19 X3 Ultimate AKVIS社の3種類のプラグイン、KTPフィルター、Painter Essentials4、WinZip14.5Proとのセット品
11/10/14 X4 PhotoImpactに 搭載されていたスマートリムーブが移植された。また、フィルライト明確化(トーンの暗い部分だけ明るくする)、選択フォーカス(チルトソフトレンズで撮影 したような効果、ミニチュア風写真が作れる)、ビネット効果が新搭載。カメラRawラボ、調整レイヤー、HDR(ハイダイナミックレンジ)合成などが機能 向上し、16bitのまま編集できるツールも20以上に拡大された。全体的なUIの変更もみられ、13で3モード化されたものが、より切り替えやすくな り、オーガナイザーが編集モードでも表示されるようになった。
11/10/14 X4 Ultimate 前バージョンにあったAKVISプラグインなどは省かれ、代わりにNik® Color Efex Pro™ 3.0が付属
12/10/26 X5 PhotoImpactに搭載されていたスタイルパレットの一部を移植。「レトロラボ」搭載。地図での検索(管理)機能、顔での検索機能搭載、64bit環境での一括処理の安定性向上、トリミングツールとテキストツールの強化、Photoshopブラシ(.abr)のサポートなど。
12/10/26 X5 Ultimate フィルタ Nik® Color Efex Pro™ 3.0、表情を変える FaceFilter Studio 2、テクスチャ、ストックフォト、ブラシなどのフリー素材「Creative Collection」が付属
13/09/27 X6 64bitOSに正式に対応。それに伴うPhotoshopプラグイン(64版用)への対応強化。新しい範囲選択機能(領域自動選択、スマート選 択ブラシ)。スクリプト機能、HDR機能、RAWデータサポート、スマートカーバー、オブジェクト抽出、レイヤーパレットなども強化されている。また、今 バージョンではVideoStudioとのセットパッケージも発表された。
13/09/27 X6 Ultimate フィルタ Perfectly Clear by Athentech Imaging、Reallusion® FaceFilter3 ポートレート編集ツール、テクスチャ、ストックフォト、ブラシなどのフリー素材「Creative Collection」が付属

※1 露出の高い画像と低い画像を合成する技術。 ※2 インターフェイスを黒調にする機能。それ以前の白調に戻す事も可能。

Corelによる新体制

2004年10月、開発、販売をしていたJasc Software をコーレル株式会社(本社:カナダ、オタワ)が買収・合併を行った。それに伴い、日本では、2005年6月30日、それまで日本語版の販売をしていたP&Aとコーレル社の代理店契約が満了した。

開発販売の主導権がCorelに移ったため、Corelが所有しているPainterで の形式サポートや、Painterの廉価版である Painter Essentials シリーズとの同梱パッケージが発売されている。 (なおPainterも元々米フラクタルデザイン (Fractal Design) 社が開発販売したソフトウエアだが、バージョン6の頃にCorelに買収されている。)

それまでのPaint Shop Proはシェアウェアから発展していったこともあり、初心者ユーザーやCGのみを専門としているユーザーよりも、PCのハイエンドユーザーやプログラマといった、ある程度PCに詳しいユーザが画像を取り扱う際に使いやすい、というニッチなニーズに応える製品であった。(動作原理がわかっていると使い方が直感的に分かりやすい、プログラマよりのインターフェイスであった)

Corel買収後のバージョンX(10)からは、初心者向けの機能が主に追加されるようになる。もちろん、トーンカーブなどの基本的部分も強化されてきているので、初心者だけでなくハイエンドユーザーも納得できる機能アップをしてきてはいる。

フォトショで補正された俺はもう既に本物のイケメンなのかもしれない