イケメン補正のやり方

    なんでもできる。
    そう、photo shopならね!

    “フォトショ”の愛称で親しまれているPCソフト Photo shop(フォトショップ)。写真屋じゃないよフォトショだよ。一般の人には馴染みのない製品かもしれません。しかし!写真家やデザイナー等の画像を扱う人間には重要な仕事道具であり、また絵描き人間にとっても憧れのソフトです。高価でありながらも使用者の絶えないフォトショップはその値段に充分に見合った高機能っぷりが特徴です。写真の色補正はもちろん、変形・合成もお手の物!その上お絵かき、所謂ドローイングソフトとしても大変優秀で、画像に関わるあらゆる作業はフォトショップ一つあればいいくらいです。

    画像を扱う仕事をする身としてはフォトショプは本当に欠かせない存在です。素人撮影の逆光で真っ暗な画像もゴミだらけの汚い画像も赤被りの暑苦しい画像も全部フォトショで修正です。ある時は小さく切りすぎて足りなくなった顔写真の肩幅を広げてみたり、またある時は顔写真のお肌のキメを整えてあげたり、またある時は合成してみたり…。これだけできるフォトショは間違いなくフォトレタッチソフトの中でも最強の存在でしょう。「パねぇ」って言葉はフォトショのためだけに使え!と言っても過言ではありません。

    また、フォトショは画像を補正するだけのソフトではありません。最高級のお絵描き画材でもあるのです!デジタル絵を嗜む人々にとってフォトショップは至高の嗜好品でしょう。自分も時々ちょっとした落書きをフォトショップでしてます。高価なソフトで下らない落書きというシチュエーションには結構な背徳感を感じます。だがそれがいいんです。ノートの角に描いたような落書きも、加工しだいでは現代アートのような珍妙さを醸し出す事もできるからです。そう、photo shopならね!

    アナログで絵を描いていた頃は紙・ペン等の画材を用意し、更に描く為にそれらを広げる広いスペースが必要でした。色を使うにも小学生の頃から持ってたような12色クーピーや絵の具だけじゃ満足できません。ちょっといいカラーペンを用意し始めたら1本辺り数百円×数十本と必要になり、コストはかかるし、それらの置き場にも困る始末。お金もお部屋のスペースも圧迫されるものでした。

    でもフォトショップは違います!フォトショとそれをインストールしたパソコン、ついでにペンタブがあればもう何もいりません!キャンバスのサイズは無限大(但しPCのスペックによる。)、色だって何色でも好きなだけ用意できます!その上インクが切れるような事もありません。もうインク切れに怯えてる事はないんです!感動したッ!!

    そんな魅惑のハイパーソフト ・フォトショップの凄い所を色々語ってみようと思います。

    フォトショの凄い所~写真編~

    明るさ直し放題

    写真を撮るのって案外難しいんですよね。素人が撮影すると、その場では上手く撮れたと思っても、後から見直すと暗かったり、光が当たりすぎてたり、逆光で真っだったり色々あります。以前旅行先で家族の写真を取ったのですが、太陽を背にしていたもんだから人物が逆光で真っ暗に写っちゃってました。いい天気で景色も最高だったのに肝心の人物はどす黒いという…。見事な暗さに思わず土偶かよって突っ込み入れたくなりました。

    しかしそんな土偶もフォトショを使えば元の明るさを取り戻す事ができるのです!フォトショップなら写真の明るさ補正なんてお手の物!画像全体だけでなく狙った部分だけを補正することも可能です!!(但し使用者の技術による。)これで拙い撮影技術を恥じる事なくバンバン写真が撮れます。だって後で好きなだけ直せばいいんですから。

    合成し放題

    フォトショップがあれば合成も思いのままです。例えば、風景画像と人物画像があったとします。その風景画像の上に人物だけを切り出して合成する事で、その人物がさもその風景の場所に居るかのような画像を作り出すことができるのです。自分の画像と、憧れの地・ハワイの風景を風景を併せれば、画像の中でだけでもハワイに旅行したかのような雰囲気を味わうことができます。または使い方によっては無地のTシャツに模様を書き足したり、持ってないアクセサリーを付けてみたり、寂しい頭皮に髪を増し増しにしたり、ニセ心霊写真を作ったりetc………工夫次第ではありえない状況の画像をいくらでも作り出す事も可能になります。(但し使用者の技術による。)

    お肌整え放題

    フォトショップといえば画像補正機能ですね。まずは自分の顔でもいじってみましょう。割と何でもできます。

    くすんで気に入らない肌の色も色調補正で鮮やかにできます!日焼けて黒ずんだお肌も補正次第で憧れのベビーピンクにできちゃいます!更にスタンプツールやぼかしツールを駆使すればボコボコテカテカお肌を赤ちゃんのようななめらかお肌に!気になる皺やほうれい線も伸ばせます!もちろんシミや黒子の付け外しも好きにできます!ついでにブラシツールやレイヤー機能をうまく使えばアイメイクや口紅も思いのまま!(但し使用者の技術による。)もはや化粧もデジタルでできてしまう時代なのです。

    体型整え放題

    あらゆるものを好きなように変形できてしまうのもフォトショの凄い所です。例えば足だけを引き伸ばして身長を伸ばしてみたり、二の腕だけを選んで細めてみたり、顔を小顔に、更にフェイスラインをすっきりさせてみたり…。等など、ダイエットや整形じみた真似までできてしまうのです!(但し使用者の技術による。)しかしこれらはやりすぎれば当然元の面影が無くなり、見る人見る人に「誰?」と思われてしまうでしょう。あくまで地の姿を活かした補正を心がけましょう。

    つまり世の中美しい芸能人の写真って…

    ここまでで察しのいい人は感づいてしまったかもしれませんね。そう、世間に溢れている美しい人々の写真は実はフォトショップによりふんだんに補正されているものかもしれないんです!!“フォトショップ 芸能人”等で検索するとあらゆるサイトで某韓国人アイドルや、英国セレブ、日本を代表する歌姫達のフォトショビフォーアフターが見れちゃうのです…。初めてこれらのページを見た時は衝撃でした。もちろん補正無しの地で美しい人だって居るでしょう。昨今では化粧の技術も進化していますからね。化粧だけでも充分綺麗にな人や、そこまで作り込まなくても美しい人だって中には居るはずです。そう思いたいですよねwww

    フォトショの凄い所~お絵描き編~

    色選び放題

    最初に少し話題にしましたが、フォトショの凄い所は色が選び放題な所です。義務教育で使うような色鉛筆のような一般的な12色や、ちょっと多い36色どころの騒ぎではありません。RGBモードの場合、まず基本の赤(R)緑(G)青(B)があり、そのそれぞれを256段階の濃淡から選んで掛け合わせる事ができます。つまり全部で256×256×256=6777216色!!カラーマーカーの中でも色数が多い事で有名なネオピコの144色や、コピックの358色とは比べ物にならないくらいです。PCで絵を描く人間にはもはや当たり前の事かもしれませんが、好きな色を好きな時に好きなだけっていうのはとても贅沢な事ですよね。

    ブラシ選び放題

    選び放題なのは色だけではありません。フォトショでは使用するブラシの描き味も調整できてしまうのです。ゲルインクボールペンのようなシャープなラインから、輪郭ボケボケのエアブラシなどが簡単に使えてしまいます。ブラシの太さも好きな様に調整できるので、細かい部分だろうと広い部分だろうとらくらく描画できてしまいます。また、ネット上で配布されているブラシデータを使えば、筆のようなラインのブラシや、星やハートなどを散らすブラシ、飛行機雲のようなブラシなど色々な描画が可能になります。もちろんそういったブラシタイプを自作する事も可能です。使い慣れてきたらブラシを好きなようにカスタマイズするのも楽しいかと思います。

    ベタ塗りも一撃

    アナログでのお絵描きをする上で、広い範囲をムラ無く塗るというのが案外難しかったりします。絵の具にしろマーカーにしろ、塗ってる内に塗りムラが出てきて仕上がりが小汚いなんて事はよくある話です。しかしフォトショならそんな小汚さとも縁がありません。塗りたい場所を選択すれば、後はワンクリックでムラ無し・均一な美しい塗りが瞬時で出来上がります!なお、デジタル絵ではベタ塗りが基本であり、そのような塗りムラを表現するほうが手間になるくらいなので、塗りムラがあった方がが味があって良いんだ!っていうようなアナログスタイルの人には向かないのかもしれません。

    やり直し放題

    アナログ作業では失敗は許されません。例えば完成間近の絵に盛大にコーヒーでもこぼしたとしましょう。それが完成直前だったとしても一気に台無しです。汚れが多少であれば修正可能でしょうが、状態によっては修正不可能となり、一からやり直しとなります。恐ろしい事です。しかしフォトショップ等のデジタル描画ならそのような大惨事は防げます!大抵の場合、Ctrlキー+Zを押すだけで一つ前の作業に戻れてしまいますから!うっかり塗りすぎようが、はみ出そうがCtrl+Zで無かった事にできるから、失敗を恐れず大胆に突き進めます。個人的にこれがデジタルの最も良い所だと思ってます。Ctrl+Z最高ッヾ(・∀・)ノ しかしこのやり直しに慣れすぎてしまうとアナログのあらゆる作業でもついCtrl+Zを押したくなってしまいます。つい最近、私は料理中に卵割るのを失敗してついCtrl+Zを押したくなりました。皆さんもPCでの作業に慣れすぎてしまったら改めて現実にCtrl+Zなど無いという事を思い出しましょう。

    フォトショの凄い所~おまけ~

    値段が高すぎる

    これこそがフォトショップを我が手中に収める事ができず、いつまでも憧れの存在たらしめる最大の原因でしょう。単品で10万円くらいでしたっけ?欲しいからってサクッと買えるお値段じゃありません。凡人が購入するにはボーナス払いくらいの意気込みがいります。

    しかし世の中にはお金を払わず違法コピーを利用する輩も居るようです。そのような輩が大勢いるから利用者の多さの割に収益を回収しきれず、フォトショップをこのような高額で売らざるを得ないのだという説もあります。その説が本当だとすれば、高い金額を支払って利用している正規利用者が、違法利用者の分まで支払わされているという事になります。酷い話ですね。こんな図々しい不正利用者なんて居なくなればいいんですが…。

    説明無しで使える気がしない

    フォトレタッチ初心者からすると、フォトショは機能がありすぎて小難しいイメージです。今までの話に何度も出てきた“但し使用者の技術による”。フォトショはとにかく技術が必要になります。もちろん、簡単な色補正やトリミングなら手軽にできない事もありません。しかし、細部に渡る細かい補正や、よりリアルさを追求した合成、絵の描画には技術やセンスが必要不可欠なのです。

    メニューをチラリと眺めていても謎の用語に気疲れしてきます。“トリミング”!?フォトショって犬毛のお手入れもできるの?“パペットワープ”って何か強そうwww “カラールックアップ”とか日本語でお願いします。“アンチエイリアス”ってなんかエイリアン映画でありそう…。“クイックマスクモードで編集”クイックじゃないマスクすら使いこなせないのに…。“エクステンション”?エクステの事ですか??…等々、とにかく訳が分からないですよね。初めてフォトショップに触れる方は解説本や解説サイトを参考にする事をおすすめします。最初は取っ付きにくいかもしれませんが、使いこなせば前述の通り、あんな事やこんな事も思いのままです!はりきって行きましょうヽ(`Д´)ノ

    読み方で地味な論争が起きる

    フォトショの読みが →フォ→ト→ショ(アクセント無し)なのか ↑フォ→ト→ショ(“フォ”にアクセント)なのかでしばしば物議を醸します。

    自分の周りには →フォ→ト→ショ の人が圧倒的に多いのですが、少数派でありながら根強い ↑フォ→ト→ショ派の人も居ます。ちなみに自分は→フォ→ト→ショ派です。周りがそう読んでるから自然とそうなりました。しかし ↑フォ→ト→ショ派の言い分によると“フォトってフォにアクセントがあるでしょ!だからフォトショもフォにアクセントだよ!絶対そうだ!!”なんだそうです。そう言われてみればそんな気もしますが、ぶっちゃけどっちでもいいですね。本人の読みたいように読んだらいいと思います。

    フォトショで補正された俺はもう既に本物のイケメンなのかもしれない