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Photoshop world 2007 event report
会場の様子
そしてキーノートはメインイベントであるジョンによるメイキングofパイレーツ・オブ・カリビアンのプレゼンに移っていくのである。

昨年のPhotoshop worldでAdobeは動画とのリンクをしきりに強調していたが、パイレーツ・オブ・カリビアンの製作工程などを見せられると、「Photoshopは映画の国で生まれ育ったソフトなのだ」ということを痛感させられる。少々長い時間を費やしたが、ついに映画を制作できるだけのパフォーマンスを手に入れたということだろう。これはこれでダウンサイジングのお手本の様なものだが、静止画側の人たちも決して動画や3Dを無視出来ない。あくまで個人的な意見ではあるが、RAW現像というものが「正しい色」という観点よりも「好ましい色」ということで議論され過ぎていたキライがあるので、警告の意味もあって安易なRAW現像信奉には警鐘を鳴らしてきたが、ここまで技術が進歩してくると「ボーンデジタル」、「無から想像する」という神の領域にPhotoshopは踏み出し始めたのだということを強く感じた。次第である。

会場の様子
要するに元のものがないのだから正しい色も何もないかな?あるとすれば、それは「写真」とか「現物合わせ」といわれるアナログ的なものではなく、LabとかLuvという絶対的数値なのだ。そんなことをつくづく感じたPhotoshop World 2007であった。 <終>


TEXT 郡司秀明


郡司秀明 郡司秀明
JAGAT研究調査部長

1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社に入社し、画像処理機器を中心に開発、企画、海外駐在、サポート、営業など多岐にわたって業務を経験することが出来た。その中でも一つの転機になったのが東京渋谷でサイバープラザ「PROVISION」といわれるパイロットショップのマスター経験である。(以来マスター郡司として通っている)デジタルならDTPは当たり前、Webからノンリニアビデオ、リアルオーディオ、などなど何でもありの10年以上は先取りしたものだった。常に信じることを主張してきたが、思うところあって2006年8月末日で大日本スクリーンを退社、今までの主張が口先だけ出ないことを実証することに専念している。著書は数多いが「図解カラーマネージメント実践ルールブック」/「DTPエキスパート実践問題集」を毎年発刊/最近画像演出の集大成として「RGBレタッチ大全」がこれに加わった。現在の肩書きは社団法人日本印刷技術協会研究調査部部長/MD研究会会長/電塾本部運営委員/日本パブリッシング協会(JPC)副理事長/DTPエキスパート問題作成委員長等。


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